春季リーグ戦が開幕し、迎えた初戦、対和光大学。
　まず初回裏、青学の攻撃で、１番中村が相手のエラーで３塁まで進み、２番並木もデッドボールにより出塁。続く３番上田のセカンドゴロにより中村がホームに生還、１点を先制する。この波に乗りたい青学だったが、その後はなかなかチャンスを得られない。５回裏に７番武田がレフト前ヒットを放ち、続く８番矢矧が送りバントに成功するも、得点には結びつかなかった。

　そして６回表、和光大学の攻撃で、１番に内野安打、３番に３ベースヒットを放たれ、同点に追いつかれてしまった。１点を返したい青学は、９回裏、ツーアウトの後、６番遠藤がエラーにより出塁、７番武田が２本目のヒットを放ち、続く矢矧もデッドボールにより出塁し、満塁のチャンスを得る。しかし、ツーアウト満塁の場面を迎えた土屋はレフトフライに倒れ、惜しくも得点には結びつかなかった。同点のまま迎えた延長10回表、相手にフォアボールを許し、送りバント成功ののち、ツーベースヒットを放たれ、最後の最後に１点を取られてしまう。後がない青学だったが、最終回は３者凡退で敗戦を喫してしまった。
　ピッチャーの上田は、フォアボール４球、ヒット４本と、厳しい試合となったが、全イニング153球を投げ切った。